2026/04/20 20:00
4月の琵琶湖は、ホンモロコの産卵期真っ只中。
湖岸では、群れをなしたホンモロコたちが接岸し、
アシや木の根に卵を産みつけています。
水際をよく見てみると、
小さな白い粒々がびっしり。
これらはすべてホンモロコの卵です。

波打ち際で繰り広げられる光景

ホンモロコは、他の魚に卵を食べられないよう、
できるだけ波打ち際ギリギリで産卵しようとします。
その結果、勢い余って岸に打ち上げられてしまう個体も。
そしてその様子を、
カラスやネコが水際で待ち構えている——
そんな自然の一コマも、この時期ならではの光景です。
一度は減少、そして回復へ
ホンモロコは一時期、数を大きく減らしていました。
しかしここ数年で徐々に回復し、
今ではこの時期になると琵琶湖の各所でその姿を見ることができます。
湖岸を歩けば、どこかしらで出会える。
そんな存在になりつつあります。
実は他地域にも
ホンモロコは琵琶湖の固有種として知られていますが、
人の手によって各地へ移植された経緯があります。
関東などでも生息が確認されており、
養殖目的で持ち込まれた個体が流出し、
そのまま定着・繁殖しているケースもあるようです。
身近なフィールドにもいるかもしれない
普段あまり意識することのない魚ですが、
この時期のフィールドを観察してみると、意外な発見があるかもしれません。
もしかすると、
あなたのよく行く釣り場にも——
すでに生息している可能性もあります。

