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2025/12/01 20:00

ロッドを鋭くあおると右へ左へと跳ねながらバイブレーションするKUNAI(クナイ)。

メタルバイブ+ダートという異質な組み合わせにより「どうやって動かしたらいいの?」と戸惑う人が続出。

今回はダートメタル[クナイ]のいくつかの動かし方、使い方を解説します。

すでに知っている方も予習のつもりでお付き合いください。

①基本のショートピッチリフト

メタルバイブといえばリフトしてフォールして、リフトしてフォールして…という動きが基本。

クナイも普通のメタルバイブと同じように扱ってもらえばよいですが、クナイのいちばん基本的なアクションはロッドを小さく鋭くピョンッと跳ねあげるショートピッチのリフト。

大きくブルブルブル〜とやるのではなく、ブルルッと2〜3回ルアーの振動を感じるくらいの小さな跳ね上げです。

跳ねた瞬間にロッドを元の位置に戻して糸が張らないようにテンションを抜くのがポイント。

水中でのクナイの動きは横上方向にピョンとダートします。

クナイがボトムについたら1秒と待たずにすかさず次のロッドアクションを入れ、連続でピョン…ピョン…と跳ねていくとクナイはブルッッとバイブレーションしながらボトムを右に左にダートします。

ここで気をつけたいポイントがひとつ。

必ず1アクションごとにしっかりボトムにつけること。

ボトムに着底した瞬間も魚がバイトするタイミングです。

アクションのレパートリーとして、ボトムワインドをするように2〜3回連続で跳ねてから着底させるなど違うアクションも試してみてください。

②大きくリフトアンドフォール

ショートピッチリフトで反応がなければ大きくロッドをあおってブルブルブル〜とバイブレーションさせる使い方を試してみてください。

上に上にと逃げるものに反応する時、ストンッと速いフォールに反応している時、その時々で魚の反応の良いアクションは変わるように思います。

目先を変える意味で色々と試すのが良し。

フォールは基本的にラインテンションをかけずに真下にストンッと速いフォールで落とすこと。

③リフト後のカーブフォール

ストンッと速いフォールがメタルバイブのリアクション効果を高める大事な要素でもありますが、あえて試してほしいのがカーブフォール。

ラインテンションを張ったカーブフォールではプルプルと震えながらフォールします。

びっくりしたら小魚がボトムから跳ね上がり、再び底にヒラヒラと戻っていくイメージ。

1/8ozはフォール速度が遅いのでちょっとアクションが弱いけれど、3/8ozくらいになるとしっかり震えながらカーブフォールしているのがわかるかと。

④実はかなり釣れる!ただ巻き

メタルバイブのただ巻き。

シーバスでは普通なのにバスではほとんどやってる人いません。

がしかし、これ釣れます。

手前に寄ってきたクナイを回収しようと思ってグリグリと巻くと、ゴツーンとバイトしてきたこと数知れず。

これ釣れるなと分かり、意識してやるようになりました。

中層をシャッドのように速めに巻いても釣れるし、ボトムに時々当てながらゆっくり巻いても釣れます。

ハイピッチなアクションはシャッドやクランクの比ではなく、タイトで強い振動ががバスの側線にビビビと響いてバイトを誘います。

普通のメタルバイブはプレートが縦向きのためにゆっくり巻くと水を受けなくなりますが、クナイは面で水を受けるのでスローな巻き速度でもしっかりとバイブレーションします。

なんせカーブフォールで震えるくらいですからね。

そして面で水受けることのメリットがもうひとつ。

メタルバイブであるにも関わらず、クランクベイト並みに高い障害物回避能力を誇ること。

泳ぐ時の姿勢はやや前傾になりプレートの裏側にフックが隠れるため、ボディがクランクベイトのリップのように障害物をかわして泳ぎます。

普通のメタルバイブで岩を乗り越えようとすると、ダブルフックといえども薄いメタルプレートは針先が露出して根掛かりしてしまいます。

リップラップなどクランクベイトを使うシチュエーションで巻いてみるのもひとつです。

クナイの使い方、ザクッと説明するとこんな感じ。

バスだけでなくトラウト類もとてもよく釣れているので、バスはもうオフシーズンだという方はぜひお試しください。