2025/10/06 20:00
突然ですがサーフェイサーというワードを聞いたことがありますでしょうか?
塗装や車系の仕事だったり、プラモデルをする人には聞き慣れたワードだと思います。
あまり馴染みがないという方に簡単にサーフェイサーの説明を。
サーフェイサーというのは塗装前に下地を平滑に整えるための塗料です。
木の表面の無数の細かい穴をサーフェイサーで埋めて塗料の吸い込みを抑える等の用途でルアーの製作にも使われることがあります。
サーフェイサーと同じような用途でさらに塗装の密着性を高めるプライマーの役割を合わせ持つプラサフというものもあります。
うちの製品には塗装下地としてサーフェイサーやプラサフを使うことはありませんが、開発段階ではよく使っています。
例えば試作品の原型を作るときに、削り出した原型の表面を平滑に整えるためにサーフェイサーもしくはプラサフを塗装。
塗装したら乾燥させて、研磨して再びサーフェイサーを塗装して…と何度か繰り返し表面をツルッと綺麗に仕上げます。
それから型取りしたり原型をスキャンしたり。
今作っているのはルアーの内部ウェイトの試作品ですが、これも表面を平滑に整えるためにサーフェイサーを吹き付けています。
ルアーの試作においては塗装下地というよりも液体状のパテとしての使用が主。
どぶ漬けして原型を太らせたり、スプレーガンで吹き付けて使います。
缶スプレータイプのものもあり、ほんの少しだけ使いたい時はこっちの方がスプレーガンを使用後に洗わなくてよいのでお手軽。
表面が綺麗に仕上がらないんだけど…という人はサーフェイサーなりプラサフなりを使ってみてください。