2025/09/30 20:00
中層でジグヘッドにセットしたワームをクリンクリンとロールさせるミドスト。
うまくロールしないんですけど…。
そんな悩みを抱えている人もまだまだ多いのではないでしょうか。
昨今では高重心なジグヘッドやロールしやすいワーム形状の製品が多く生まれ、比較的に誰でも簡単にミドストができるようになりました。
しかしながら、ロールしやすいようにフックの刺し方はある程度工夫が必要だったり、太めのラインに小さいワームだとロールしにくかったり、慣れない人にとってはハードルが高い部分もまだまだあります。
ミドストがいまひとつしっくりこないというアナタ。「スナップ」を使ってみてください。
ジグヘッドにスナップを使うのはNGという風潮が昔はありました。
スナップを使う理由をちゃんと理解すればミドストする時のスナップ、手放せなくなります。
さて、ミドストがなぜうまくロールしないのか。
根本的な問題としてロールしやすいワーム形状、しにくいワーム形状というものがあります。
ちまたでミドストにいいよ!と言われているワームでも実はロールしにくい形状や比重のものが多くあり、そういったワームはアングラーがある程度ロールしやすいようにワームの背中側を薄刺ししたり背中を反らせてフックセットすることで性能を発揮している場合もあります。
加えてラインが太くなるほどにラインは張り感が強く、その抵抗がロールを減退させる原因でもあります。
小さなワームほどラインの張りによる抵抗の影響は大きく、許す限り細いラインを使うことが綺麗にワームをロールさせる一つの手ではありますが…
魚が大きいフィールドや多少強引に引っ張り合いしないといけない状況では8lbや10lbといった太めのリーダーを使う状況もでてきます。
そこでスナップの登場です。
ジグヘッドをライン直結で使うのは、ハードルアーのスプリットリングを外してエイトカンにラインを直結しているのに等しい状態です。
細いラインならルアーは動くでしょうが、太いラインならリップのついたハードルアーといえどもかなり動きが悪くなります。
ハードルアーは絶対にスプリットリングなりスナップなりでルアーとラインの接続部分はフリーにする必要があります。
もともと細いラインを使用するミドストはライン直結でもなんとか動いていたけれど、ルアーの自由なローリングをスムーズに行える様にするのであれば接続部分をフリーにしてあげるのが近道。
ジグヘッドの接続にスナップを使うことで今までロールしにくかったワームでも、太めのラインでも、かなり軽快にロールするようになります。
ちなみにフリーノットというアイのノット部分に遊びができるような結び方がありますが、あれは青物を釣るような太い糸でなければ強度が出せない結び方でバスにおいてはおすすめできません。
#00〜#0 くらいのサイズのスナップでも10kg以上の強度を持つ製品もありますし、案外スナップは丈夫です。
ミドストがうまくロールさせられない、強固なタックルでも軽快にミドストを行いたい場合はぜひスナップでの接続を試してみてください。