2025/07/30 20:00
8月、釣りにはなかなか厳しい気温になってきました。
道路の温度計は39度を示し、日陰にいても熱風が吹きつける今日この頃。
そして、朝の良い時間を逃すと魚の反応が極端に悪くなるのが実に辛い…。
夏はフォールによく反応するようになるとは言いますが、8月にもなれば少し状況は変わってきます。
昔からよく言うのが「高水温になると速いフォールじゃないと反応しない」ということ。
必ずしもそうとは言いきれませんが、実際この時期よく釣れるのが1ozくらいのテキサスやフットボールジグをストンッ!と落とす釣り方。
水温が高くてやる気のない魚でも、目の前をヒュッと上がってストンと落ちる速い動きには反射的に口を使ってくれることがあります。
ウィードが多く水深も深い琵琶湖では1ozテキサスやフットボールジグは非常によく釣れましたが、これはあくまでボートの釣り。
おかっぱりからだとカバー撃ちのテキサスはいいとして、1ozというウェイトはタックルは選ぶし操作性も悪くなるし、場所によっては根掛かりのリスクも。
もっとライトな釣りで同じようにリアクション重視の釣りはないのか?
良いのがあるんです。
それがKUNAI(クナイ)を使った真夏のリアクションメタル。
このKUNAI(クナイ)ご覧の通り、頭にウェイトが全集中しています。
フォールは頭から真っ直ぐボトムへと向かって落ちる高速フォール。
ヒラヒラと落ちるフォールよりも断然、ストンと速いフォールの方がリアクション効果は大きくなる。
そして短く鋭くシャクれば上下左右に飛び跳ねる、いわばワインドのようなスライドダートするアクションで反射バイトを誘います。
クナイは冬の釣りはもちろんのこと、実は夏向きなルアーでもあるんです。
スピニングでも扱える1/8ozは魚の反応を確認しながら釣るサイトのメタルバイブとしても爆発的釣果を産んでいます。
クナイの使い方は真冬と同じ、ショートピッチのリフトでピョンとボトムを跳ねさせ、着底したら間髪入れずにまたピョンと、ボトムにはしっかり着底させるけれどあまり止めずに連続で動かします。
サイトでは魚の反応を見つつ岩の後ろに隠したり、連続でピョンピョンと逃して誘ったり、止めて反応が良いなら止めて魚の出方を伺ってもよし。
ニゴイやウグイ、ハスやトラウト系の魚の反応もすこぶる良いので真夏の釣れない時のお守りとしてボックスに忍ばせて釣りに行ってみてはいかがでしょうか。