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2025/06/26 20:00

琵琶湖のガイドさんと話すとよく出てくる話のひとつに[ラインの巻きグセ]があります。

巻きグセがひどいラインそのままで釣りをしている人がとても多いと。

皆一様に口を揃えて言うのが、「バイト減りますよ」と。

バックスライド系に限らずですが、あまりにひどいラインの巻きグセはバスのバイトを著しく減らしてしまうと。

全ての釣りでバイトが減ってしまうわけではありません。

巻き物など引き抵抗があり、ラインのクセが真っ直ぐに伸びるものに関してはさほど大差はありません。

顕著に違いが出るのはノーシンカーやフリーリグなどワーム系、そのほかプラグでの止める釣り。

巻きグセがあまりに強いとビッグベイトであったとしても、キャスト後にルアーを水面に止めているつもりでもじわりじわり手前に寄ってきてしまうくらい、ラインのクルクルとした伸縮はクセ者。

ポッパーやノーシンカーワームならその影響はかなり大きいものになります。

ストラクチャーの横にポッパーを浮かべておいたつもりでも、どんどん手前に寄ってきてはなんの意味もありません。

バックスライドにおいてもラインが真っ直ぐ伸びず、クルクルとコイルして伸縮してしまうような状態はスライド距離に影響します。

カバー際に着水して水平フォールしてしまうようではバックスライドのメリットゼロですから。

とは言え、巻きグセは必ず起こるもの

巻きグセはどんなリールでもどんな高級ラインでも必ず出てしまいます。

フロロカーボンとナイロンを使う以上は必須です。

頻繁に釣りをしていればラインは伸びて巻きグセはつきにくいのですが、月1回釣行くらいだと次の釣行の時には結構巻きグセがついちゃっています。

巻きグセのついたラインはどんどん交換して新しいものを使うのがベストだけど、1〜2回しか使っていないラインを捨てて新しいものに交換するのはなかなかおサイフの方が…

という方は、せめてキャストする分を釣りの前に30mなら30mリールから引き出しておいて、一ヒロずつ手でグイッと強く引っ張って伸ばしてやること。

手で強く引っ張るだけでもだいぶクセが取れます。

ちょっとひと手だけど大きく釣果に影響する部分なので、ボアーホッグを投げる際にもラインの巻きグセに気をつけてみてください。

ちょっとしたことですが、釣果が変わるかもしれません。