2025/02/06 20:00
LOP HOG(ロップホッグ)のパタパタと動く爪はKIRIKAKE(キリカケ)のテールを流用して作られています。
キリカケテールにザリガニのヒゲをイミテートする細い触覚をプラスした爪先はビロンビロンとよく動き魚を誘い想像以上の出来具合でした。
よく出来た爪ですが…
今回フォーカスするのはそこではありません。
今回の開発こぼれ話はロップホッグのもうひとつの特徴とも言える大爪と小爪の接合部のデザインについて。
ロップホッグの小爪は大爪の付け根から生えていて、水を受けると大爪の凹みに収まるようにすぼむ形にデザインされています。
最初の開発段階では小爪はボディの中央の側面に生えており、大爪とは離れた位置関係にありました。
高橋氏の求めた、これらの爪の狙いは…
水中のカバーに吊るしてシェイクした時に4枚の爪で下方向に強く水を押すことが目的とのこと。
実際非常に強い水押しが生まれるのですが、ここで問題が発生します。
この時点でロップホッグにはキリカケテールから流用したバイブレーションする爪も採用することが決まっていました。
残念ながら上下に離れた大小の爪とキリカケテールはどうにも相性が悪く、重いシンカーでフリーフォールさせるとそれぞれの爪の強い抵抗でクルクルとキリモミ回転してしまいます。
どうやったらキリモミ回転を抑えられるか。
キリカケテールの流用を諦めるという選択肢もありました。
色々試した結果、小爪をなるべく大爪に寄せる形で後方へずらし、水を受ける部分を後方にまとめると回転しにくくなることが分かりました。
大爪の付け根に小爪を生やし、大爪を少し削って小爪が沿うような凹みをつけることでスリ抜け性能がアップ。
大爪の内側にはカップ状の凹みを追加することにより、吊るしてシェイクした時には水押しが向上。
さらには大爪と小爪がパタパタとラジオ体操するかのようにはためいて水を攪拌。
コンパクトシルエットでありつつ強く水を押す現在の製品の形に仕上がりました。
小ささからは想像しにくいぐらいに、あーだこーだ言って完成したプロダクトでもあります。