2024/08/27 20:00
羽根モノルアーはゆっくり一定のスピードで巻くだけ…。
ではあまりにも、もったいない。
実のところ、こちらから仕掛けてバイトを引き出すことのできる引き出しの多いルアーです。
KAESUブログではこれまで何度かこの使い方を紹介してきましたが、まだまだご存知ない方も多いようですので改めて。
近年はスローからデッドスローが主流で、それに対応した羽根モノルアーが多く生まれました。
ゆっくり巻いてもしっかり泳ぎ、その場で移動せず悶えるようなアクションは確かに釣れる。
スローな使い方がフューチャーされたがために、羽根モノ=一定速度のスローリトリーブで使うものという固定観念も根付いてしまったように思います。
ですが、本来の羽根モノルアーは様々なアクションで釣れるもの。
水面で左右に首を振らせたり、パタパタ動かした後にロングポーズするなどの使い方でも釣れます。
羽根モノルアーの可能性をもっと広げたい、そういう思いでTOUDA(トウダ)の開発が始まりました。
TOUDA(トウダ)の使い方、「変速リトリーブ」
一定速度のスローリトリーブとは真逆な、リトリーブ速度を速くしたり遅くしたりと変速させる使い方が「変速リトリーブ」。
この使い方にはファーストリトリーブにも対応した羽根モノルアーが必要です。
ファーストリトリーブでぐるぐる回転したり、水噛みが強すぎてドッポンドッポンと大きくクロールするものは向いていません。
トウダをキャストしたらハンドルを3〜4回転(5回転でも10回転でも、気分で変えてみると良し)素早く回してファーストリトリーブ。
からのスローダウンして3〜4回転スローリトリーブ(こちらも気分で変えてみてください)。
ポイントを線で広く探るときはこれを交互に繰り返します。
ピンポイントのストラクチャーを狙うときはファーストリトリーブでピンポイント手前まで巻いて、ストラクチャー近くに入ったらスローダウンする、そして回収。
要は【ファーストリトリーブで気づかせたりスイッチを入れ、ここで食わせたいという場所でスローに動かし食わせる】そんなイメージです。
スローリトリーブの時の速度はポコポコと水音がするくらいのリトリーブの時もあれば、デッドスローでピクピク悶えさせることもあり、そこは時と場合によって試していただければと思います。
スローからファーストにスピードアップした瞬間もバイトチャンスです。
トウダの羽根は最初からかなり前傾した角度でボディに取り付けてありますが、羽根自体を曲げてさらに前傾させるとよりファーストリトリーブでバランスを崩しにくい軽やかなクロールに変化します。
スローからミディアムリトリーブでのクロールのピッチも速くなり良い音が出るようになりますのでお好みでお試しください。