2024/07/11 20:00
Otter(オッター)のペラの回転に違和感を感じたら、ペラが変形していないか確認しましょう。
オッターのペラには極薄のステンレス素材を採用しています。
ペラが軽いほど低速リトリーブでもしっかり回転してくれるようになります。
代償として強度が落ちるわけですが…
魚が掛かった後や、ぶつけたり、ボックスの蓋を閉める時に他のルアーに押されてグチャッと潰れたり。
回転が悪いなと感じたら、ペラが変形しているかもしれません。
ペラのトゥルーチューン方法
ペラの前後とも、まず左右対称の形かどうか確認。
変形していたら、ペラの折れ線部分にペンチの角を当てて左右対称になるよう曲げ戻します。
前と後のペラは形状が異なり、前の方が角度が開き気味です。
一度泳がせてみて、ペラが回れば問題ありません。
基本的にはスローリトリーブで使うので、速く巻いた時にボディが回転するのはあまり気しなくても良いです。
が、少し速めのスピードでも使いたいという方は次のステップへ。
ボディが傾く、もしくは回転するのは前後のペラの水を掻く強さが同じでないということ。
前ペラは時計回り、後ペラは反時計回りで回転し、前後ペラが同じ強さで水を受けるとボディが傾かなくなります。
○キャストし正面から見てルアーが右側へ傾く場合
前ペラの水受けが強く後ペラの水受けが弱いため、前ペラの回転にならって右へ倒れ込みます。
この場合、前ペラの開き角度を少し閉じて、水受けを弱くします。
または前ペラのひねりを強く入れ、水受けを弱くします。
ペラの両端を指で摘んで軽く捻るだけでペラのひねりは変えられます。
泳ぎを見ながらボディが傾かなくなる頃合いを調整してください。
○キャストし正面から見てルアーが左側に傾く場合
後ペラが強く水を受け前ペラの水受けが弱いため、後ペラの回転にならって左へ倒れ込みます。
後ペラの開き角度を少し閉じて水受けを弱くしましょう。
前後のペラの強さが同じになれば速巻きしてもボディが回転しなくなりますが、そこまで追い求めなくても自分が使う速度でよほど傾かないかぎり十分釣れます。
と言いますか、そもそも速巻きして使う事を想定しているルアーではありませんので。
スペアプロップも別売りで用意してありますので、変形が激しい場合はそちらをご利用ください。