2024/06/13 20:00
アフタースポーンから体力を少しづつ回復し、縦の動きにもついていけるようになる初夏。
バスは水通しの良い縦ストラクチャーに付き、ベイトを待ち伏せするようになります。
毎年この時期から活躍してくれるのがキリカケの跳ねネコ。
積極的にパシパシとロッドティップを跳ね上げ、ストラクチャー沿いにフォールで落とし込むちょっと強気なネコリグ。
水面まで伸びたエビモパッチの際にフォールさせて跳ねるのが琵琶湖での使い方。
琵琶湖だけでなく野池や川やリザーバーの橋脚、立木、岸から急に深くなる壁などバスが付きそうな縦ストラクチャーならどこでもいけます。
跳ねネコの動かし方
ロッドは縦捌きで、キリカケを1跳ねにつき30センチほど跳ねるつもりで2〜3回ピシパシと。
跳ねる動作には魚に気づいてもらう意図と、リアクション効果も期待しています。
ほとんどのバイトはフォールですが、たまに跳ねる動作中にバイトしてくる魚も。
ここで一つ目のポイント。
ついつい跳ねる方に集中しがちですが、この釣りで重要なのは【フォール】。
跳ねた後にラインテンションをしっかり抜いてフリーフォールさせることがバイトを生み出す最大の肝。
パンパンと跳ねた後に、ロッドを送り込んでラインテンションを抜く動作を入れます。
リールを巻きながら3回も跳ねればロッドを送り込むだけでは糸の緩みが足りません。
リールのベイルを返してラインを引き出してやるひと手間をいれてあげてください。
フォールして着底してから2秒ステイ。
跳ねてフォールさせて、また跳ねるわけですが、多くのバイトはフォール中または着底直後。
ここで二つ目のポイントです。
跳ねる前にほんの一瞬アタリを聞く動作を入れること。
ラインをヌーンと引っ張ってくるのではなく、糸ふけがなくなる程度にキリカケがピコッと動くくらいの一瞬のアタリを聞く動作です。
跳ねる動作自体がフッキングになる場合もありますが、中途半端な針掛かりはバレの原因になります。
すっぽ抜けを防ぎしっかりフックを貫通させるためにも、必ず跳ねる前にアタリを聞いて、食っていたらしっかり確実にフッキング動作を入れることが大切です。
ほんの一瞬ラインをピッと張るだけでもバスが食っていれば意外と違和感を感じるものです。
跳ねる、フォール、着底、これを2〜3回くり返したら回収しキャストを少しずらして何度か撃ち直しましょう。
タックルセッティング
ベイトでも出来なくはないのですが、すばやくラインテンションを抜いてフォールさせるにはスピニングタックルが有利。
ML〜MクラスのスピニングロッドにPEの0.8〜1号。
リーダーはフロロカーボンの8〜10lb。
縦ストラクチャーを撃つ釣りですので、少し強めのセッティングでカバーに巻かれるのを防ぎたいところです。
キリカケは4.7inch、5.7inchどちらでもお好きな方で問題ありません。
ネイルシンカーは基本は1.8g。
他に1.3g、2.5gを水深やカバーの濃さ、魚の反応を見ながら使い分けます。
キリカケのパカパカと開くテールはフィンがピリピリと微細動アクションしながらフォールします。
水抵抗が強く、重いネイルシンカーを使っても滞空時間を長くとれます。
重いネイルシンカーが使えると遠くのポイントのキャスト精度が上がったり、風が強い時にもピンスポットを撃ちやすいなどのメリット有り。
マスバリはカバーを撃つのでガード付きのものを使用。
それから身ぎれ防止のチューブはかならず使ってください。
跳ねるアクションはワームへの負荷が強めです。
水中にワームを残さない配慮としてぜひ。