2024/04/22 20:00
オッターのボディ形状はなんだかお尻が太め。
同じ様なサイズ感にタイニーマサムネがラインナップされています。
それと見比べてもタイニーマサムネはお尻に向かって先細りでシュッとしている。
なのに、オッターは顔からズドーンとお尻まで。
が、しかし。この形状にはちゃんと意味があります。
シンキングプロップは尻下がりのスイミング姿勢のものが多いのですが、オッターにはなるべくスイミング姿勢を水平に保つというコンセプトがありました。
これは尻下がりでリアのトレブルフックが垂れ下がるとストラクチャーにお腹から体当たりし、フックがガッツリ根掛かりしてしまうのを防ぐための水平姿勢。
水平姿勢を保つためには重心をなるべく前に集中させる必要があります。
それだけでなく、ミノーのような後方にいくにしたがってほっそりと絞られるシェイプでは尾部に浮力が足りず、尻下がり気味のスイミング姿勢になってしまいます。
なるべく最後尾までボディを絞らず、太めのテール形状にして空気室を確保することでお尻が下がることを防いでいるというそんな役割があったりします。