2023/12/07 20:00
クナイのこれまでのカラーラインナップの中で初のゴールド系。
とは言え、思い返せばメタルバイブで釣った一番大きい魚は【クロキン】。
そして、それが自身初の60アップだったと記憶しています。
それ以降、クロキンの使用頻度が高いからなのか実際クロキンに何か特別なものがあるのか分かりませんが、クロキンはなんだか大きい魚がよく釣れているような気がします。
濁ったところで強いというイメージですが、意外にも北湖の透明度の高い水質でも普通に釣れます。
つい何日か前に聞いた話の受け売りですが、房総の高橋氏が言うには、ゴールドは食わせの色なんだそうです。
そして、シルバーの方は魚に無理矢理口を使わせる事が出来るカラーとのこと。
シルバー系は魚の体色の色に近いナチュラルなイメージを持っていましたが、実は逆でゴールドの方が食わせ。
すいませんちょっと何言ってるか…
なので、更に詳しく高橋名人に聞いてみた。
そうすると某大学の理学部化学科のコラムにも出ているからこれみたら良いよと言われ早速確認。
ザクーーーーっと要約すると。
銀色は目に見えているほとんどの色を反射しているので、白く光って見える。
金色は紫から青色の光を吸収し赤と黄色の光を反射するので,黄金色に光って見える。
と言うことは。
銀色はほとんどの色を反射しているので遠くまで届く色となります。つまり、強い色。
無理矢理口を使わせるイメージと上で伝えているのは、サカナからしたらたぶんこんな感じです。
運転中にトラックの後ろに停車した事ってないでしょうか?なんだったらちょっとデコられている様なヤツ。
タイヤの泥除け的なヤツがシルバーの反射板みたいになっていてゴリッゴリ反射してウザくなった経験はありませんでしょうか?
オーーーイッ!と言いたくなる。そう、そんな感じ。
魚はオイ!なんて言えないので口を使う。そう、多分こんな感じ。
金色は一部の色は吸収し、一部の色を反射しているので、遠くまでは届かない色となります。なので、アピールはするけれど強すぎない色。
理屈はこんな感じです。
と言う事で…
まとめ。
銀色は強すぎて広域から魚を寄せる力があり、リアクション効果が高い。
金色は遠くからは寄せられないけれど近くの魚に存在感をアピールし続ける事ができ、強すぎないから食わせまで持ち込める。
だから、ベイトの群れに入れても散りにくいし、ベイトよりも反射が弱く、浮いた存在でアピールできる。
そこでハッとした。
それで思い出したのですが、北海道の道東の湖にトラウトを釣りに行った時、地元のヒゲのオッサンに似たようなことを聞かされたのです。
ワカサギがいっぱい居るからゴールド系のスプーンかミノーを使えと。
ゴールド系をただ巻きするだけで簡単に食うぞと。
食わせのカラーだ!的なニュアンスだったと思うのですが、その時は、いやいやオッサンバカ言ってるんじゃないよと。
完全にスルーして釣りしてました。
で、見事にそのヒゲのオッサンにボコボコに釣り負けて、泣く泣く帰りに釣具屋に寄ってクロキンとアカキンを大量購入したという話。
何が言いたかったのか自分でも分からなくなってきましたが…。
理論上でも経験則でも金色はカラーローテーションの一つとして持っていて間違い無いカラーなのです。
そして、高橋氏の知識量がエグいと感じた今日この頃でした。
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