2023/07/11 20:00
前回の羽根のトゥルーチューン編はもうチェックいただけましたでしょうか?
今回はそのトゥルーチューンを応用してトウダのアクションを変えてみます。
性格激変【低速巻きで水押しの強いしっかりクロール】チューンとデフォルト状態のその向こう側へ【超!高速巻き対応&細かいハイピッチクロール】チューンです。
(書いておいてなんですがちょっと誇張しすぎているかもしれません…)
チューニング方法は簡単、【羽根をわずかに曲げる】だけ。
羽根を曲げて元に戻らなかったらどうしよう…という心配は不要。
微妙にジワッと曲げるだけですし、変な折り目もつかず綺麗なまま。
元に戻すのも簡単です。
いざチューニング開始
前回のトゥルーチューン方法は何と無く伝わったでしょうか?
まとめるとこんな感じです。
トウダを横から見て羽根の角度を前傾にすると水受けが弱くなり、ボディに直角に近づけるほどに水押しが強くなる。
これを応用します。
まずは【低速巻きで水押しの強いしっかりクロール】のチューンから。
羽根を指でつまんで、ほんのわずかに左右の羽根をボディに対して立たせる方向(黄色矢印の方向)に曲げてください。
ほんとにちょっとですよ。
グイッと思い切りやると水押しが強すぎてボディがグルグル回転しやすくなります。
ちょっとずつ曲げて投げてアクションを確認しつつ。
クロールが大きくなり、ポタポタとして音が増します。
テールを左右にしっかり振り、引き抵抗は強め。
しっかりボディをアクションさせたい時やスローなスピードでもアピールを強めたい時にどうぞ。
では次!
【超!高速巻き対応&細かいハイピッチクロール】にチューン。
今度は先ほどとは逆です。
左右の羽根をわずかに前傾させる方向(赤色矢印の方向)に曲げます。
速いスピードで巻いてもボディが回転せず、シャシャシャシャシャッと細かくクロールしながら水面を滑走します。
その姿は完全に、カイツブリのビックリロケットダッシュ。
釣れたバスのお尻からカイツブリの水かきが出ていたという話もあります。
そりゃあ食いますよね。
カイツブリより遥かに大きいルアーに食いつく魚ですから。
使い方としては、高速巻きとゆっくりを組み合わせて食わせるタイミングを与えてやるのが大事。
普通のスピードで巻けばポタポタというこもった音質がぺぺぺぺッとやや軽やかな音質に変化し、クロールのピッチが細かく速く変化します。
左右へのテールの振りは、やや弱くなる傾向。
ゆっくり巻いてもタイトハイピッチなクロールが瀕死の魚の痙攣に近いようにも見え、魚の捕食スイッチを入れてくれてるような気がして、結構お気に入りで使ってます。