2023/03/16 20:00
スタンダードな使い方のネコに始まり、スイミングネコ、カバーネコ、跳ねネコ、ヘビネコ。
カバーでもディープでも中層でもボトムでも、濁っていてもクリアでも、本当に守備範囲の広いネコリグ。
ネコリグ1本だけで色々な釣りを楽しむことができます。
しかし、ストレートワームの方はといえば、このワームだけがあればどんな釣りにも対応できるというコトでもありません。
ストレートワームというおそろしくシンプルなワームではありますが、素材の硬さ、比重、塩の量、太さ、長さが組み合わさり、それぞれの使い方に得意不得意があるのです。
色々言い出すとキリがないので、ここでは素材の硬さに絞って個人的な使い分けを書いてみます。
そりゃ違うで!と言わずに、あくまで個人の感想ですので話半分程度に聞いてください。
柔らかいストレートワームの場合
昔からよく言うのが、冬は硬いワームだと食いが悪くなるということ。
張り感強めの太いワームよりも柔らかくよく曲がるワームの方が断然釣れたという話です。
ボトムで何かに引っ掛けてモゾモゾと揺するような移動距離を抑えた使い方の場合、張りの強いワームだと動きの繊細さに欠けるように思います。
枯れウィードに頭だけ突っ込んでテールだけピピピと動かすには、ラインを張ったり緩めたり程度で充分。
ごく弱い入力でも揺れ動いてくれるコシのないワームがベスト。
なんなら塩が入っていなくて、素材自体も浮力高めのワームがよく釣れました。
昔はその手のワームがもう少しあったように思うけど最近は少ないような気がします。
現行で売ってるのか定かではありませんが、数年前でも釣具屋で買えたのはZBCのZ3オリジナルズームワーム。
ほっといても動きそうなほど柔らかい浮く素材のハンドポワードワームです。
ネコで使うとあまりに柔らかすぎてパドルテールの水押し感が今ひとつ感じられず、本来ジグヘッドで使うものなのかな?
ハサミで切り裂いてピンテールにしたらピリピリとした釣れそうなテールの動きに生まれ変わりました。
こういったコシの無いワームは連続で強くシェイクすると常に曲がったまんまで反発せず、ライブリー感がイマイチ。
柔らかいワームをネコで使う場合は反発力の無さを加味してロッドの入力を極力小さくし、ワームを曲げるんだけど曲げすぎないピクピク悶えさせるような使い方を意識すると良いと思います。
次回に続く