2022/08/29 20:00
僕自身はシーバスも好きで、シーバス用の14〜16cmほどのビッグミノーがいくつか家に転がっています。
良く飛ぶしケタバスのサイズにもマッチしていて、過去には6〜7月は一日琵琶湖の流入河川の河口に一日中陣取って投げ続けてみたこともありました。
これがなかなか難しく、案外釣れない。
ジョイントのビッベイトやスイムベイトに変えると釣れるのに、ビッグミノーに戻すとなぜかバイトが遠のく。
どうも「止水域のバスと流れの中のシーバスでは勝手が違う」という印象。
その時使っていたビッグミノーがイマイチだったという線もなきにしもあらず。
結局のところボディが硬い一本ものより、ジョイントで柔らかく曲がる物の方が食わせる力が高いのは間違いなさそうだとも感じました。
柔軟に動くものの方がバイトが多く出たということを身をもって体験しただけに、多連結で柔らかくうねる羽根モノルアーを作るということは決まっていました。
一つ目
多連結の効能
一つめはテールをしっかり振る速度で巻けばバイトが下半身に出る割合が増えること。
ウイングのついていない下半身にバイトすれば、それだけウイングで弾かれることが減ります。
テールを激しくブルンブルンと振ることで動いている部分にバイトしやすくなる。
スローではなく、少しスピードを上げ後ろから追わせることでテールバイトを増やすという意味も。
それでも完全にバイトが後ろに集中するわけでなく、頭を押さえ込みにくるのはバスの性質ですので、速めにリトリーブした時のバイトの出方は前フックと後フックで半々といったところ。
スローに巻くとほどに前フックに掛かる割合は多くなります。
がしかし、ここに関しては、波や風にボディがゆらぎ、低速でも魚を誘うというメリットも同時に生まれるのでトレードオフかなと。
少しでも弾かれることが減るのであれば大きなメリットだと思います。
二つ目
速巻きのアクションの良さ
ジョイントにする事で速いスピードでも動きが破綻しにくい。
余計な水受けをジョイントがグニャリと曲がって逃してくれるため、グルグルと回転することがない。
ジョイントのないワンピースボディだとあまりに速く巻くとアクションが強く大味になりすぎるけれど、多連結はボディが曲がって適度に逃してくれて高速域でも強すぎない。
三つ目
キャストの直進性
狙ったところに落としたい羽根モノルアーにとってキャスト精度は必須。
風に煽られてブッシュにズボッてなったら泣きます。
多連結なら風に煽られにくく、狙ったスポットに落としやすい。
ボディは長く大きめですが、細身がゆえに小さいバスもバイトしてくるのが悩み。
ペコンと弾かれて、なかなかのらね〜という時は小バスのバイトが多い時かも。