2021/04/19 17:47
ご好評に付きやってまいりましたカラー紹介の第2弾となっております。
今回ご紹介するカラーはテスター高橋洋一イチオシのカラーの登場です。
このカラーをパッと見て飛び込んでくる「紫」。
「紫」はもっとも光の屈折率の高い色と言われています。
このパープルダスクは人が「色」であると認識できる両端の色で仕上げています。
ちょっと待って「色」であると認識出来る、出来ないとは一体…。
チョット小難しい話になるので、以下ザクっとそして、ゆるーく説明いたします。
決して突っ込みたくなっても温かい目で見守ってください(笑)
日中降り注ぐ「紫外線」とテレビのリモコンなんかで使われる「赤外線」は紫や赤と名称に入っていますが、私たちは見えません。
実際人が認識できる色は青紫〜赤(ややオレンジより)の色となります。
以下イメージ。
紫外線(見えない) 藍色→青→緑→黄→橙→赤 赤外線(見えない)
と言う訳で、認識が可能な、背中に青紫、腹には赤(ややオレンジより)がメインの色構成。
ボディのサイドには光の当たり方によって見え隠れするゴールドパールを配置。
大まかなカラーはイメージをしていただけたと思いますが、なぜこの「パープルダスク」と言うカラーを作ったのか?に迫ります。
以下、高橋談
なぜ色調変化を続けるパープルダスクと言うカラーを作ったのかと言うと、ストレートワームはアクションを加える事によって常に形状を変化させられる事で見切られにくい性質を持つと考えています。
しかし、ハードルアーは常に形状バリエーションを変化させ続ける事が難しい為、あらゆる波長の光を混ぜ、色を常に変化し続ける事でストレートワームのそれに近い効果があるのではないかと考えました。
背と腹に可視光域波長の両端(先ほどお伝えした、見えないとされる紫外線と赤外線から一段階見える色)を取る事によって、変化を起こし、さらにクリアーカラーベースとする事により、常に波長変化を起こし見切られ難いルアーカラーとしてプロデュースしました。
ルアーが太陽光を浴びて、透過屈折したクリアボディの光が様々な「色」へ常に変化し続ける。
例えばルアーを見上げている魚がいたとして、目線の上をルアーが通過した場合、ルアーがロールした際に青紫〜赤が混ざりあって、一瞬青に見えたりと。一例ではありますが、この様な意味で「色」が変化し続けるイメージです。
見え方によってはこの様になったり
室内ではありますが逆光ではこの様な感じです。
チョットまって。ゴーストカラーであれば全部こんな感じなのでは??と思われるかもしれません。
実際に光が透過屈折すると言う部分に関しては同じではあります。
1点異なる部分は、光の性質をバックボーンとしてこの色使いを行なっていると言う点です。
これは、カラー識別が優秀なトラウト用に、上の色の端から塗装していった結果、この組み合わせがかなり効果的だったと言う実績もあり採用に至っています。様々な釣りをするテスター高橋洋一だからこその着眼点であり、並々ならぬこだわりをもって放つカラーとなります。
なんだか凄そうな事はわかったが…、「ぶっちゃけた話、具体的にどの様な状況で使う色なの?」に尽きると思います。
ずばり、「ハイライトコンディション下において強い」カラーです。
さらに噛み砕くと
「晴れている時や、シブい日中に強い」カラー。
「ステイン〜クリア」がおすすめです。
「光」の変化をコンセプトに置いたパープルダスクの効果をぜひ体感してみてください。